生存報告

主に情報セキュリティ関連のエントリをたまに書いて、存命であることを報告するページ。

ioPad5をroot化してみた。

ちょっと前にioPad5を購入。

うちのioPad5。壁紙はドラクエ25周年展示会に置いてあったメタルスライム

購入した経緯は……なんだっけ、いじくり回せるAndroid端末が欲しかったので探していたら、リーズナブルな値段(≒壊れてもあまり惜しくない)で置いてあったこと。携帯をHTC EVOにしてからは使用頻度は減ったけど、調べ物やYouTube再生とかで活躍してる。
この手の情報は溢れてると思うんだけど、手元の端末でroot化をやってみたので、メモとして残してみる。調べたら何かすごい簡単にできた。

前提として、ioPad5自体の情報は探してもあまり見当たらない。ただ、この端末はAndroidタブレット「Dropad A8」とモノが同じ(未確認、他モデルでも同じものがあるらしい)みたいなので、「Dropad A8」の情報がそのまま当てはまると考えて良さそう。

以下に手順を載せるけど一応注意。root化は失敗すると文鎮化(起動しなくなって置物状態になる)するなどリスクがあるので、自己責任でお楽しみください。

root化手順メモ

といっても僕がやったのはファームウェアを入れ替えるだけ。「C8lean」というアツいファームウェアがあるのでそれを使う。

  1. C8leanのページからダウンロード。僕はC8lean v1.2を利用。
  2. C8lean_v1.2.rarを解凍して、microSD(HC)カードの直下にファイルをコピー。
  3. microSDをioPadにセット。
  4. ioPadを起動。このとき、電源投入時にメニュー(「M」)ボタンを押しっぱなしにしておく。
  5. ロゴとともに「ファームウェアをアップデートしてるので終わるまで待て」という趣旨のメッセージが出るので、ボタンから手を離し、10分くらい?待つ。途中で再起動するかも。
  6. アップデートが完了すると、root化されている。あとAndroidは2.2→2.3になっている。

これだけ。ファームウェアのおかげで簡単にできた。

root化の確認

端末上で、suコマンドを打ってみて確認する。

  1. AndroidマーケットからScript Managerをインストールする。
  2. Script Managerのメニューから「Console」を起動。
  3. 「su」コマンドを入力。
  4. エラーにならず、プロンプトが「#」に変わればOK。「id」コマンドを打つと「uid=0 gid=0」(root)になっている。

root化後

まずはフォントを入れ替える。ioPadに限らず中華Padは軒並みCJKフォントが使われていて、いくつかの漢字が馴染みのないフォントになっている。

CJKフォントの例。「統」「漢」が普段使っているフォントと違う。ただ、この辺はまだかわいい。ここには無いが「直」とか酷い。これを変える。

  1. Android用日本語フォントパッケージのページから好きなフォントをダウンロード。僕は「モトヤLマルベリ3等幅」を選択。
  2. 解凍して出てきた「DroidSansFallback.ttf」「DroidSansJapanese.ttf」を、microSDカード等でioPad本体にセット。
  3. コピーしてシステムフォントを置き換える。コマンドはうろ覚えだけどこんな感じ。(外部microSDカードの直下に.ttfファイルが入っているとして。あとコマンドの実行にはAndroid ADB Shellを使ったかもしれない。)
cp -r /mnt/extsd/* /system/fonts/

これで再起動すればフォントが変わっている。こんな感じ↓

before:

after:

OK。


今回はこの辺で。またいじくって楽しそうなことがあれば書こうと思う。